各国の消費税率

  今日は、消費税を考えてみる。

  アメリカは高速道路がタダである。が、、カリフォルニア州の消費税は、8.25%もする! (でも、食料品や、電話とかのインフラの消費税はもっと安かったりと、 メリハリがある)

  日本は、2004/04 から内税方式になった。カリフォルニア州は相変わらず以前の日本と同じ外税方式である。外税方式は消費税がいくらかかるかいちいち計算しなければならないものの、やはりいくら取られるか意識はいつもあるから、「これだけ税金を払っている」 という感覚は常にある。

  内税方式にしたらこの感覚がマヒする。日本が内税方式に移行したのは近い将来消費税を引き上げやすくするめなのは間違いない。しかし、ちょっと立ち止まって考えれば、私はこれでいいと思う (早晩、日本の消費税は引き上げざるを得ないため)。

Google によれば、各国の消費税は、

デンマーク、スウェーデン25%
ノルウェー24%
フィンランド22%
アイルランド21%
イタリア20%
ポルトガル19%
オランダ19%
フランス19.6%
イギリス17.5%
ドイツ17%
スペイン16%
メキシコ15%
カナダ14.5%くらい
韓国10%
オーストラリア10%
カリフォルニア8.25%
スイス7.6%
日本5%

で、これを見ると先進国の中でも5%なんて国は他にないし、日本の消費税が以上に低いことがわかる。実際に、カリフォルニアに住んでいると、日本は消費税が低過ぎて、「本当にこれでいいのか?」 と思ってしまうくらいだ。年金の財源も、実は小沢一郎氏の主張する消費税+福祉税の方が公平だ。

  なので、実は日本も法を整えて消費税を一刻も早く引き上げた方がいいのだ。その過程として内税方式にして国民の感覚をマヒさせる療法を施した日本政府や役人は、愚民化政策をとって単に我々を馬鹿にしているのか、それとも急に消費税が引き上げられることに対するアレルギー反応を弱めてくれている良き医師なのだろうか。

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