知り合いからこんな話を聞いた。
アメリカの借金(クレジット)の話は、心配要らない。「自分の財産は息子残そうとは思わない。死ぬまでに全部自分で使い切る。」 という基本コンセプトの文化に生きているのがアメリカ人だから。よく、アメリカの学生は親から援助なしで奨学金を得たり自分で稼いだりしながら大学に通う、みたいな話を聞いたことはないだろうか。日本のように親に頼って親の金で大学に行くのはむしろ恥とされてるくらいだ。まぁこれはそのコンセプトが良い面に働いている例かもしれない。
とにかく、日本のように貯蓄したり子息のためにいくばかの財産を残そうなんて考えはこれっぽっちもないから死ぬときに個々人のバランスシートとは±ゼロ、極論するとマイナスでもいいくらいだからバンバンモノを買い、消費する。そうやってアメリカ経済はまわっている。だから(社会的、もっといえば国家的に)支出に対してはいろいろな理由が必要で、誕生日(1ヶ月にまとめてやったりするから少なくとも年12回w)、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、バレンタイン、イースター…と、年がら年中イベントをやってるわけだ。
物質主義、アメリカ。本人たちは楽しんでいいけど、それが行き過ぎた現代社会では地球を犠牲にして本当に幸せなのかどうかは疑問だ。消費=地球にやさしくない。なぜなら空気に国境はないからだ。
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消費社会、アメリカ。 | Drupal
>mery さん
コメントありがとう。「かわいい子には旅をさせろ」といいますが、インドに行かせてみれば従来の日本での考え方は大きく変わると思います。大富豪と貧乏人(というか家すらない)の差を見せつけられるから。
物質主義という言葉だけを採ると、アメリカだけのお話ではないような気もします。
物の豊かさを感性で豊かと捉える事の出来る日本の子供が今どれほどいるか疑問です。
止め処なく生み出される物が豊富に安価に手に入る日本で「物を与えて貰う事の苦労」や「物を与えて貰った時の感動」を親は子にどのように伝えたらいいのでしょう?
「物の豊かさが心を貧しくしている」のは皮肉な話です。
物質主義が悪いとは思いませんが、せっかく恵まれた社会に生きているのなら、上手に生きて行きたいものですね。