微分化された社会その10 「SaaS」

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[inline:fragmented_society_10.jpg] SaaS とは、Software as a Service で、すべてのアプリケーションはもはやPCにインストールする必要はなく、極端な話ブラウザですべてアプリが実行できるということ。

iモードの公式サイト、勝手サイトなんていうのも手のひらにサービスを収めて、ネットバンキングなどいつでもどこでもそのサービスはネット側で実行されるというのは SaaS のはしりかもしれない。

PC の方では Google が提供しているサービスはほとんどすべて SaaS だ。Google Earth や Google
Desktop はソフトを PC にダウンロードしなければならないので SaaS とは呼べないのだが、ほかのサービスはネット側で実行される。

Google Docs なんかは、ブラウザ上でワードやエクセルに似たアプリが実行できる。

アプリがネット側にあると、ネット側のアプリ同士で連携できるようになる。アプリ同士で連携するとき、サービスはそれ以上分割できない、極小単位
まで細分化されている。たとえば Google Maps を他のアプリから呼び出したい場合、他のウェブサイトに Google Maps
の地図だけを表示させ、Google Maps であることを意識させない、といったことが可能になる。

ソフトウェアの世界でも微分化は始まり、すでに実用の段階に来ている。

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Posted on 2008-02-03 by yas |