[inline:fragmented_society_11.jpg] ソフトウェアがネット経由で利用される背景には、ソフトウェアが細分されて「モジュール化」が進んだことによる。
モジュールと同様な表現にプラグイン、アドオンといった言葉もあるが、これらはすべてソフトウェアの機能を外部から利用できるように最小単位に分割したものである。これらは単体では利用できないが、何かのプラットフォームの上で組み合わせることによって機能する。
[inline:fragmented_society_12.jpg] プラットフォームとは鉄道でいえばそのままプラットフォームだが、線路や信号、プラットフォームそれ自体、つまり電車を動かすために必要なインフラのことをプラットフォームといっている。
電車だけでは街を走れないからだ。ちょうどモジュールとは電車の個々の車両をさすと思えばよい。車両を組み合わせることによって貨物列車にも特急列車にもなる。
[inline:fragmented_society_13.jpg] ソフトウェアの世界でも微分化が進んでいる。モジュールはプラットフォームなしには動作できないものであるが、ウィジェットはモジュールに
GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)を持たせたもの、と考えればよいだろう。ウィジェットは Mac OS X
のダッシュボードにおける小アプリであり、Google Desktop のそれだ。マイクロソフトもウィンドウズでそれをパクっている。