海外出張(仮に IT の分野で、英語圏を考える)は、その仕事の内容から以下のように 5つのランクがあると思う。
これは単に英語のリスニングができればいいから、非常に楽である。出張報告書はセミナーやコンファレンスの内容となるだろうから、大きなセミナーやコンファレンスはほとんど即日そのポイントがネットの IT 系ニュースサイトで公開されることになる。
報告書は議事録で、日本での打ち合わせ参加と何ら変わりがない。
上の 2つは単に人の話を聞いていればよかったのが、ここでは自らが英語で話さなければならない。難易度が少し上がっていく。
会社間の(たとえば技術提携など)交渉をしに海外出張するということは、英語力のほか、自社にとっての交渉を有利に進めていくための、さまざまな相当のスキルが求められる。齟齬(ゆきちがい)があってはならない。
同じ契約の交渉でもこちらは金銭が絡むもので、海外出張としては最上級のものであろう。せっかく自社に有利に進めた契約なのに金銭上のトラブルで反故(契約の取り消し)があってはならない。また、金銭上のトラブルは公私共に最も避けたい事態である。