今までこのルールを守ってきた。以下を我が家の株式投資における家訓としよう。
- 投資する銘柄の社長をよく見よ。何より会社は社長のビジョンである。社長のビジョンに投資する。社長の人柄もよく観察せよ。
- 日経は毎日読め。幅広い情報収集を心がけよ。
- 経済が発展するときは技術革新のあるときである。時代の先を読め。10年後、20年後の世界を想像しろ。世の中の好景気が、革新よってもたらされているか観察せよ。または、技術革新のある会社に投資せよ。
- 投資銘柄の対象は自分の得意な分野に限ること。
- よく知っている会社に投資せよ。知らない会社には絶対に投資するな。
- 人が薦める銘柄は絶対買うな。本当に儲かるなら誰にも言わずに自分で買うからである。
- 貸借対象銘柄に投資せよ(父からの教え)。
- 信用取引はしてもよい。むしろ必須である。ただし、自己の株式資産が 1,000万を超えてから口座を作ってよい。
※私の父からは信用には手を出すなと教わったが、ここに条件付きで修正する。
- 資産が増えてきたら信用売りもできるように少しずつトレーニングすること。あくまでもリスクヘッジで。
- リスクとはσ(シグマ)である。この意味が理解できたら、信用売買してよい。
- つまり、現代ポートフォリオ理論を理解せよ。Excel(エクセル)のソルバーを使って一通り試してみよ。常に分散投資を心がけよ。※ソルバーはマスターしなくてもいいが、証券アナリストと同等かそれ以上に自分の能力を引き上げるためである。証券会社に勝つには最低限必要なレベルである。
- 現代ポートフォリオ理論ではパッシブ運用がもっとも高いパフォーマンスを放つことを忘れるな。故に、まずはインデックスから投資せよ。
- リアルタイム売買ができるアプリを提供するネット証券を使え(2007年現在までは楽天証券の Market Speed がベスト)。
- IPO で大きく儲けよ。ただし大型上場でないなら上がったらすぐに売れ。銘柄選定は慎重に。東証第一部なら OK(ただし、大型上場なんて 10年に一度あるかないかだ。そのタイミングは逃すな)。
- ネット証券以外にも大手証券会社で懇意にしてくれる営業マン(できれば友だち)を作れ(IPO の株を回してくれることもある)。
- 新興市場(ジャスダック、特にマザーズ、ナスダックジャパン(米国ナスダックは別))には手を出すな(父からの教え)。この市場は常に不安定だから値上がりが期待できる分、損失幅も大きい。
- 世界のマーケットに注目せよ。ただし世界の中でもカントリーリスクの大きい新興市場は手を出すな。
- 個人投資家の敵は大口投資家、年金資金、外資系証券、証券会社の自己売買部門である。彼らが相場を動かす。彼らに勝とうと思うな。
- 人に(含み益が出て)儲かってることを話したら次の日は売れ。
- 「あのときああすればよかった」は結果論である。利益が出たら良しとせよ。
- ベッカー教授の「人的資本への投資」理論から言えば、この世で一番リクスクが低く利回りがよいのは自分へ投資すること、そして働くことである。「生涯収益=収入−コスト+運用利回り」なので、運用利回りの部分である株投資はしてもよいが、株ばかりに集中せず、収入にあたる部分に力点を置くことを忘れるな。
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