ここに私が独り言として投稿している内容は、言われればなるほどそうだよな、とか、ともするとあたりまえのことかも知れない。しかし、誰もが思っているそのあたりまえのことを、まだ誰も言ってない(発表していない)状況でそれに気づいて発言することは難しいと思う。
前置きはさておき、以下は日経 1999/12/17 (金) の 「消費が変わる広がる電子商取引 (8)」 からの記事の内容である。
消費者の購買行動を表すのが AIDMA の法則。これは
の頭文字を並べた言葉で、消費者が商品を認知してから購入にいたるまでの過程を表現している。消費者の注意を喚起するため、これまではテレビや雑誌などの広告が使われてきた。だが、消費者が広告を見て実際に欲しいと思っても、実際に購入するには店頭にいかなければならない。注意を引いてから購買までには時間がかかり、その間に自分の欲求を忘れてしまう消費者がいるかも知れない。商品を買うために外出するのがおっくうだと感じることもあるだろう。ところが EC (Electronic Commerce: 電子商取引=インターネットのオンラインショッピングなど) ではこの過程を短縮できる。ホームページや電子メールの広告で商品に関心を持った消費者は、ほかの商品との比較や購買といった、その後の過程をすべてネット上で完結することができる。
特に私は、他の商品との機能の比較や、市中の実勢価格などの情報がすべてネット上で手に入るのは良いと思う。例えば今まではパソコンやその周辺機器を買うとなったら、秋葉原や新宿の量販店に行って自分の足で実勢価格を調べていた。欲しいものの情報を時間をさいて手に入れていた。これはこれでいろいろなことを学べるので、いろいろな店に行くのは楽しかったしかし今や WWW (World Wide Web: ウェブのこと) をもってこれらの行いを完結できるようになった。インターネットは消費者の行動を完全に変えてしまったといってよい。今、 「私たはそうでない」 という人がいたとしても、私たちの子どもの世代は私たちとはまるで違う行動をするだろう。
今起こっているのがIT革命 (IT: Information Technology=情報技術) だとすれば、このような変化が IT 革命の証拠となると思う。