マーケティングの分野で、マーケティング・ミックス=マッカーシーの4P (E.J.McCarthy’s 4P) と言えば、通常、製品、価格、販売促進、流通チャネルを指す。
おおよそ、世の中のマーケティング活動はこの 4P に分割でき、この枠組み (フレームワーク)に沿って考えると理解しやすい。
私は、これからの時代はこの 4P に K (Knowledge)、つまり 「知識」 を加えて 「4P+K」 が大切だと思う。K とは、4P を効果的に結びつける知恵である。そしてマーケティングでは、この 4P+K に加え、外部要因分析、内部要因分析を行う必要がある。
ちょっと説明
まずは売るものから。モノ・サービス…
売れ筋商品、死に筋商品・・・
企業には、「全然売れないけど、実はその商品がその企業にとっての看板であり、販売をやめるわけにはいかない商品」 というものがある場合がある。
心理価格(1,980 円など)
ダイアモンドなどは、極端に安かったら本当に大丈夫か?と消費者が逆に疑って売れなくなるモノもある。価格は、安いだけでなく、高いからこそ価値のでるものもある。
広告、キャンペーン、販促品…
最近、日本で売っているものはほとんどが良品であり、消費者も、どれを買ってもたいていは自分が求める品質基準を満たしているので、あるモノを買うときには 「どのメーカーの製品を買っても大差ないだろう」 と思うようになっているという。そこで、日本の消費者はその製品の価値を「オマケ」に置くようになっていると言う (最近読んだ日経の日曜版) 。
販売代理店、店頭、インターネットのオンラインショップ、コンビニ、ATM、ゲーム機、CATV (STB) 、ケータイ (iモード)
たとえば、アップル日本法人は、以前 販売代理店を増やしすぎて在庫を抱えてしまい、ヘロヘロになったという (日経より) 。そしてその反省を踏まえ、iMacでは販売代理店を絞り込み、価格の値崩れを防いだという (しかし、やりすぎて公正取引委員会からチェックが入ってしまったようだ…)。
景気、消費者の動向、流行 (トレンド) 、競合他社、海外…
企画・営業・設計・製造などなど 社内で問題となるあらゆること