そおか、私のしたかったこと (してきたこと) は 「ペイ・フォワード (Pay ItForward)」 だったのか、と、遅ればせながら最近気がついた(今回も、相変わらず独り言です)。
たとえば、2kids.net で懲りずに双子関連のメーリングリストを動かしてたり、https://twinkle.cc/i/ でケータイ向けの超マジメサイトを(かれこれ 4 年以上になるなぁ)やってたりするけど、これら無償奉仕は、自分としては、何となく、というよりは、
「ネットにアクセスすればすごく有用な情報をウェブなんかで公開している人がいて、その本人が誰とは特定できないけどたくさん利用させてもらって、今までずいぶんお世話になってきた。だから自分もネットを通じて自分のできることを誰かに還元したらいいんじゃないか?」
…みたいな感じでやってきた。実は、今まで自分の中では 「(自分が)恩恵を受けたその人が特定できるんだったら、その人に恩返しすればいいじゃん」 というモヤモヤがあった。それは、至極まっとうな考えだとも思っていた。それでもなぜか自分はその人に恩返しすることなく、別の方法で、しかも別の人に少しでも自分のできることが役に立ったらいいな、と思っていた。この理屈は自分で発想しておきながら、今まで自分自身の中で説明が付かなかった。しかしそのモヤモヤは解決したので以下に説明する。
冒頭に書いたように恥ずかしながら最近、「Pay It Forward」 という言葉を知った。ググってみると、https://www.awaji-net.com/pay-forward/ なんかには
「人から受けた厚意(親切)を、その相手に返すこと・・・ペイ・バック」
「受けた相手に返すのではなく、『次へ渡す』 こと・・・ペイ・フォワード」
と書いてある。その後このページには、なんか新興宗教じみたことが書いてあって、、、
ワーナー・ブラザーズ配給: 『ペイ・フォワード』 可能性の王国
原題 『Pay it Forward』: 西暦 2000 年度作品
11 才の少年トレバーは、社会科の授業 「今日から世界を変えてみよう」 という課題を出されます。トレバーが考え付いた奇想天外なアイデアは、人から受けた厚意をその相手に対して恩返し = "ペイ・バック" するのではなく、他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていく = "ペイ・フォワード" 映画の中では 「次へ渡せ」 という言葉で翻訳されています。
とたどり着く。なんだ、映画のタイトルだったのか。最近全然映画観てないので、知らん。。。
その後に、目から鱗の説明がある。
「システムとしては、非常に単純明解なものです。つまり、人は他人から厚意を受けた場合、その相手にお返しをしようとしますね。そうすると、その厚意は当事者間のみで完結して終わってしまいます。しかし、この "厚意" を受けた相手に返すのではなくて、次の人に別な形で 『渡して』 みたら、どうなるでしょう?それを、 1人の人が別の新たな 3 人に 『渡して』 いったとしたら・・・」
そうか、「Pay back」 は、自己完結してしまうのか! (←ココがポイント!!) 「Pay Forward」 は、ねずみ講のように、厚意を次に渡して行けば・・・という発想なのか ─── そうか、私は数年前からコレを志向していたんだなーと、私の心の中のモヤモヤは解き放たれた。
私がどうして 「(Winny などを用いた)違法ファイル交換」 に同意できないかの理由も Pay It Forward の思想で説明できる。つまり、違法ファイル交換は一見 Pay It Forward の仕組みを利用していながら、「世の中にとって決してプラスにならないこと」 を次へ渡す方法なのだ。負の連鎖だ、と言えば簡単だけど、私は妙に自分で納得できた。
しかし上に挙げたウェブサイト、なんか最初あやしいな、と思ったら、結局は T シャツ販売?いや・・・そうでもなさそうだけどよくわからん。でもコレって思想であって運動じゃないんじゃないかなぁ…?こう、親から子へ教えていくべきこと、みたいな。
まぁ、とにかくコレは 「築城 3 年、落城 1 日」 と共に、うちの家訓にしよう。