俺が総理大臣になったらシリーズ その6 「IT省」

これは俺総の目玉といってもいい。
IT省を新設する。
名前について、日本名は情報通信省だと思いますが、通称IT省でいいと思う。
この省の役割だが、インターネットに関する国家としての戦略、方向性・ルール付け、システム化などを進める。

以下、ここに発表する。

俺総政府は電子政府である。電子政府開発の方針としては、

  • 国家のシステムはオブジェクト指向で設計する。
  • 実装はオープンソースを利用する。
    成果物は還元する。
  • システムは国民にガラス張りにみえるようにする。
  • 俺総政府はネットが利用できるところは最大限に活用する。国会での答弁のやり取りでさえウェブはもちろん、RSS で配信される。

具体的には(順不同)、

  1. 国家というものをオブジェクト指向で再定義する。俺総シリーズも根本では俺がオブジェクト指向で考えたものを言葉で説明しているだけである。こうすることによりすべてのシステム化を円滑に進められる。
  2. 役人にもオブジェクト指向方法論は学んでもらう。国家とは制度でありルールでありシステムであり、そのシステムを設計する現代の統一的な手法がオブジェクト指向だからである。
    ウィンドウズだってデスクトップを右クリックすれば「プロパティ」って出てくるだろう?すでにあなたも知らない間にオブジェクト指向を使っているということである。
  3. 国家予算・配分・使途をガラス張りにする。ウェブでの公開はもちろん、すべてダウンロード(XSL/XML または CSV データ)できるようにする。
  4. システム化によって国家予算とその使途などの答礼データもネットからダウンロードできるようにする。
  5. 各役所への申請類はすべてウェブベースにする。情報格差?これに対してはのちにのべる文科省を通じて対策を打つ。
  6. 社会保障番号を発行します(番号については、実際は総務省から発行されるものであるが)。これは国民の ID を一元管理するものである。納税・医療保険・社会保障・運転免許証・パスポートなど、各省庁がバラバラに管理していた ID をひとつにまとめる。この ID は 10桁程度の単なる番号である。紙や IC カードで実物が存在しなくてもよいものである。これによって国民はシングルサインオンですべての行政サービスが利用できるようになる。ユーザー名とパスワードをシステムごとに覚える必要はもうなくなる。
  7. ケータイ電話の活用。日本では成年であればほぼ全員ケータイ電話を持つようになった。間違いなく日本はケータイ最先進国である。このいいところはもっと伸ばした方がいい(俺総の基本)。このケータイのネット機能は最大限に利用する。上の社会保障番号はケータイと連携。
  8. サーバ側/システム側はオープンソースを最大限活用する。オープンソースガバメントなるミドルウェアを開発し、公開する。俺総では政府が利用・提供するシステムはすべてオープンソースなので、システム自体もすべてガラス張りになる。
    俺総のシステムに疑問を持った人はいつでも俺総オープンソースガバメントを実機で動かして検証することができる。国防・軍事関係など国家存続に関わるシステムは公開できない。公開できない範囲だけは公にする。
  9. 上の社会保障番号の機能のひとつではあるが、インターネットの利用は免許制にする。IT の世界は自動車業界を追いかけていると俺は思う。クルマを運転するには免許が必要だろう。俺総でもネットを利用するのにはライセンスが必要となる。18歳に満たない青少年が知らないうちにアダルトコンテンツにアクセスするということはないようにする。
  10. 放送と通信の融合の調整はこの省を通して行う。
  11. ネットに関するインフラを整備します。たとえば、IX などは本来国民の税金でまかなうべきのもので、政府が用意してもいいだろう。

と、そのほかにもたくさんあると思う。この省の担う役割は盛りだくさんである。足りない分は今後補っていく。

その 6 終わり。

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