IT = Information Technology、すなわち 「情報技術」。
ちょうど 1年ほど前 (1998/12) ごろからよく聞くコトバである。
これは、コンピュータやインターネット、とにかくそういうものを総称するのに使う便利なコトバだ。日経にも 「IT (情報技術)」 と注釈付きなものの、平然と使われるようになった。そして、今起っているのはインターネット革命と表現するのもいいが、 IT 革命と言ってもいいような気がする。
IT 革命には、主に
によって、メール、ウェブはなくてはならなくものになるだろう。というか、今後はメールやウェブを使っていることすら意識しないような形になるだろう。
金融分野では
のように、店舗に足を運ぶ必要がなくなりつつある。残高照会くらいなら iモードのケータイで OK。照会には 10円程度かかるがこれは時間をお金で買うかどうかの問題だろう。その状況に応じて自分なりに効率的と思うように店舗に行くか携帯を使うかすればよい。流通分野ではアマゾン・ドット・コムの成功に見られるように
などがオンラインで検索・オンラインで購入できるようになった。買うものが決まっている場合は、もはや、本屋や CD ショップに行く必要はなくなった。本屋や CD ショップに行くのは、それはそれで私にとっては楽しいことだが。このオンラインショッピングが広がれば、ほとんどあらゆるモノはオンラインで買えるようになるだろう。いわゆる EC (Electronic Commerce; エレクトロニック・コマース=電子商取引と訳される) である。日本アイ・ビー・エムが盛んにテレビのコマーシャルで e-Business と言っているが実態は EC である。
国の制度・システムもこのパラダイムシフト (時代の移り変わり;パラダイムとは時代の流れ) には逆らえず、
などもオンラインになり、教育も高等教育はオンラインで十分だと思う (自分のペースで、好きなときに学習できる。ウェブが参考書代わり)。ただし初等教育はオンラインでやるべきではない。集団生活を学べるようにするためにも教室で行われる授業は大切と思う。ただしこれでもインターネットは無視できず、教師はパワーポイントを使って授業をやり方を工夫しなければゲームが生活の一部である児童は勉強しようとしないだろう。ここでは従来の教科書と黒板と言う形態を一度「リセット」する必要があるように思う。よって
などはオンラインになる。教育は、今までの、基本的に記憶力が優れた子どもが評価されるのではなく、特に 「調べる力」、そして調べた結果を 「考察する力」 を重視するようにしなければならない。もう、分厚い辞書をかかえて勉強したり、難しい英単語を覚えてもあまり意味がない。それらはオンラインで検索すればいい。そのときに、検索できる力が備わっていればよい。英語の教育などは、明治時代の伊藤博文や夏目漱石、福沢諭吉などがやってきた 「英文を日本語に直す=読解力」 ことよりも、会話力を身につけなければならない (たしかに、英文法などは大切だとは思うがその優先度は会話力よりも低いと思う)。
そして、医療分野では
がオンラインで行われるようになるに違いない。
私が本当にやりたいことと言えば、遠隔医療診断のシステムを作ることだ。これに直接関われなかったとしても、その技術になんらかの形で携わりたい。