以下の行動を考えてみよう。
これらの行動はそれぞれ何時間かかるだろうか?考えてみて欲しい。
ケインズは、その著書「雇用・利子および貨幣の一般理論」 (1936) の中で、株式投資を以下のように美人投票に例えた。
本のタイトルは「私の財産告白」だが、むしろその内容は「人生をどう生きるか?(作者が生きたか)」ということを教えてくれることにこの本の価値がある。作者が高齢になって書かれた本のため、そこらの若輩者が書いた本よりも言葉のひとつひとつに大変重みがある。今風にいえば「現代ポートフォリオ理論」や「Win-Win の関係」といったエッセンスが入っている。
という教えが昔からある。これは、ひとつのかごに卵を一緒にしてコケたら、すべての卵がつぶれて台無しになるから、いくつかのかごに分けて保存せよ、ということである。
最初にいっておくと、これは窓割れ理論ではありません。割れ窓理論です(すみません私、ずっと頭の中に窓割れ理論としてインプットしていました。どうりでググって Wikipedia で出て来なかったはずだ)。
割れ窓理論とは、「ビルのたった1枚の割れた窓を放置しておくだけで、管理人のいないと思われたそのビルは荒らされ、ビルが荒れると周辺の治安も悪くなり、ひいては街全体の治安も悪くなるから、些細なことだけれども、まずはその1枚の割れた窓を直してみよう」というもので、ニューヨークの前市長であるジュリアーニがこの理論を応用して治安が良くなったとのことで一躍有名になった。その割れ窓理論のカラクリは、ヤバい経済学という本に簡潔に書かれているから引用してみよう。
軽い迷惑程度のことでも放っておくとそのうちそれが大きな迷惑に発展する。誰かが窓を割って、それがすぐに直されないのを見ると、その人は他の窓を割ったって大丈夫だろうと思い、そのうちビルに火までつけるかもしれない(ヤバい経済学 p.160)。