とにかく長いが、歴史的資料の価値あり。後世に残すべき映画。
日本の映画で一番好き。
これは、仕事において、段取りが非常に大きな役割を占め(全体の 8割)、それが成功すれば実際の仕事の実行(現場)は 2割に過ぎない、ということをいったものである。まさにその通りだと思うが、8 : 2 の割合は 「パレートの法則」 として知られている。その例は枚挙にいとまがない。
まずは、以下の句を読んでみよう。
「ワライゴナドゥ」 という発音は、どう考えても中学生の教科書に出てきそうにない。日本人なら 「ワット・アイム・ゴナ・ドゥ」 と言いそうだ。だけど、くだけた表現なのにこんなに単語をぶつ切り言ってはダメなのだ。英語を流暢に話すための、そして!なにより、リスニング力を向上させるポイントが、「リエゾン」 なのだ。
単語と単語をぶつぎりに読むのではなく、ある単語の次の単語が母音で始まっていたら、前の単語の語尾の子音と次の単語の最初の母音を合体させて読むのだ。能書きはいいから、例を挙げよう。
フランス語をかじったことがある人なら、リエゾン(Liaison)とは何のことがわかると思う。フランス語では最後の子音は発音しないというルールがあるが、次の単語が母音で始まるときは前の単語の語尾の子音と次の単語の最初の母音がくっついて発音するというルールがある。
例えば、「C'est un...」 では 「セ」 と読む語と 「アン」 と読む語が並んでいる。「セ」 の最後の t と 「アン」 の最初の u が繋がって 「セタン」 となる。
さて、日本語には母音は「あ・い・う・え・お」の 5つしかない。子音を加えたバージョンは 50 音表で表される通りである。帰国子女でもなく、留学も未経験な人にとっては、英語の音を発音はどうしても日本語の音に頭の中で変換されて聞こうとするだろう。今まで未体験なのだから、これは仕方がない。リスニング力の向上とは、その脳みそをどうやって英語のリスニングに適応させるかが課題なのだ。
英語にはフランス語のリエゾンと似たようなものがある。日本人が英語を学ぶ上では非常に重要なものであり、リスニング力を向上させたいならリエゾンを意識すべきだと思う。
今まで、英語バージョンのリエゾンをはっきりと教えてくれた英語教師は今までいなかったが、アメリカで De Anza College の ESL(English as a Second Language)の 「Low Advanced Speaking / Listening」というコースを取ったら、初めてこのことを教えてくれた教師があらわれた。しかも最初の授業で、「らりるれろ」の法則を教えてくれた。この教師が使っている教科書が以下のものである。
この教科書には、「Linking」 といって、リエゾンのことが書かれている。ここでは、その内容を紹介したい。
最初は、例として、以下のイディオムが載っている。ハイフン(-)があるところは、つなげて読む場所である。「らりるれろ」の法則がすべてあてはまる。
以下の文をできるだけ単語ごとに区切らないで読んでみよう。
I've-always wanted to-learn-a-lot-of-idioms.
英語において、日本人としてリスニングが苦手なのは誰もが感じるところだと思う。少しでも克服する手だてはあるのか?私は、「らりるれろ発音」を提案する。英語で 「-tt-」 や 「-ity」 が含まれたつづりを見つけたら、その部分をすべて 「られるれろ」 のいずれかにしてしまえば良い。例を挙げると、以下の通り。
ということで、「良くなる」は、getting better (ゲりング ベらー/またはゲりンベらー)。
最近よく TV で 「Check it out 」 を 「チェケラッ!」 と言ってるのを聞かないだろうか?これこそまさに 「らりるれろ」の法則が適用されているのだ。「チェック・イット・アウト」 より、「チェケラッ!」 の方が外国人にも通じるだろう。日本人が英語をリスニングすると、「早口でよくわからない」 「追いついていけない」 というのが正直な感想だろう。そうなのだ、「Check it out」 を 「チェック・イット・アウト」 と脳内変換している限り追いつくはずがない。
日本人は、日本語のリスニングシステムで、「チェッケラッ」 と、自分の聞こえたとおりに考えればリスニングに追いつく余裕が生まれてくるのである。