コンビニは 24時間オープンしている。今となっては当たり前のサービスなのだが、深夜も営業しているということは新たな問題を生み出してしまった。深夜は来客も少なくなり、もちろん夜なので辺りは暗くなるため、強盗を呼び寄せることになったのだ。
そこでコンビニ業者は考えた。店内を必要以上に明るくすればいいことを。コンビニが深夜電気が煌々(こうこう)としているのは実は強盗対策だったのだ。
大学時代のゼミの教授が云った、「社長の仕事は『ビジョン』を考えること。それだけでいい。後はゴルフや何かほかのことをしていてもかまわない。」
ケインズは、その著書「雇用・利子および貨幣の一般理論」 (1936) の中で、株式投資を以下のように美人投票に例えた。
という教えが昔からある。これは、ひとつのかごに卵を一緒にしてコケたら、すべての卵がつぶれて台無しになるから、いくつかのかごに分けて保存せよ、ということである。
最初にいっておくと、これは窓割れ理論ではありません。割れ窓理論です(すみません私、ずっと頭の中に窓割れ理論としてインプットしていました。どうりでググって Wikipedia で出て来なかったはずだ)。
割れ窓理論とは、「ビルのたった1枚の割れた窓を放置しておくだけで、管理人のいないと思われたそのビルは荒らされ、ビルが荒れると周辺の治安も悪くなり、ひいては街全体の治安も悪くなるから、些細なことだけれども、まずはその1枚の割れた窓を直してみよう」というもので、ニューヨークの前市長であるジュリアーニがこの理論を応用して治安が良くなったとのことで一躍有名になった。その割れ窓理論のカラクリは、ヤバい経済学という本に簡潔に書かれているから引用してみよう。
軽い迷惑程度のことでも放っておくとそのうちそれが大きな迷惑に発展する。誰かが窓を割って、それがすぐに直されないのを見ると、その人は他の窓を割ったって大丈夫だろうと思い、そのうちビルに火までつけるかもしれない(ヤバい経済学 p.160)。