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金融破綻続発 (1997/11 投稿)

1997/11/28 放送の朝まで生テレビ!『激論!金融破綻続発!ド~なる?!日本』で、ウェブサイトに投稿した内容。

公的資金の導入について『反対』の方の意見

なぜ預金者が保護されなければならないのか、理解できない。倒産するような金融機関を信じて、たいしたチェックもせずお金を預けつづけていた、世の中の勉強を怠った預金者が悪いのであって、公的資金導入=われわれの税金投入を、彼らにすべきではない。私は山一のインデックス、中国ファンドを今年 (注: 1997 年、山一が破綻する前です) に入ってすべて解約した。そういう人もいるのである。

4 年前、金融ビッグバンという言葉はなかったが、金融自由化という流れは決まっていた。「消費者が金融機関を選ぶ時代がやってくる」 と、私は 4 年前から考えていた。

マクドナルドのマーケティング

NHK 教育 2000/04/22 放送分
『ITが実現した半額バーガー』

実際は、マクドナルドのマーケティング戦略を解説している。

(メモ)

  • 売上が低迷していた5年前、出店数を増やして価格を下げるという戦略を取った。
  • 年間100店舗→200店舗。
  • 10 年後、店の数を1万店舗に増やす。
  • 出店までに 6 ヶ月かかっていた。
  • →出店候補のある地域の高校の生徒数などを人手で調べていた。

  • コンピュータを使った出店戦略に変えた。

(IT化の例)

▼駅の出入り口からの評価:

  • 4点 はっきり見える
  • 3点 目線を動かせば見える
  • 2点 建物の一部が見える
  • 1点 見えない

▼ドライブスルーに入りやすいスピード:

  • 3点 40~50km/h
  • 2点 20~40km/h
  • 1点 それ以外

(その他の評価項目の一部)

  • 人の流れ
  • 車の流れ
  • 店は何階か
  • 店の面積
  • 客席数
  • 年間営業時間
  • メニュー構成
  • 他社との競合
  • 自社他店との競合

ゴミ投資家のインターネット投資術

週末書店でたまたま手にしたこの本、Excel でのポートフォリオの分析のやり方とか載ってそうで、なかなかよさそう。今まで、株式に関する本は、一切読んだことがなかったが、これは買ってみた。そしたら、すごく良い本だった。中身は、まともだがタイトルで損してるような気がする。

大学の統計学やマーケティングの授業で、分散とか、標準偏差とか、回帰直線とかたくさん出てきたが、経済学部は文系だから、授業のほとんどは 「どう計算するのか」 という計算方法に費やされて、実社会に役に立つものではなかった。昔は Lotus 1-2-3 の全盛で、そのためだけの授業もあって、これはこれで良かったんだけど、所詮は操作方法で終わってしまっていた。良くて、1-2-3 にデータを自分で入力して、回帰直線を作るくらいで、それで 1 年が終わってた。

しかしながら時代が変わったのか、この本では難しい計算はすべて Excel にやらせて (昔も、1-2-3 でできたんだが)、実データとして扱う株価データなんかもインターネットから集めて、分析の結果の値がどのような意味をもつのか説明してくれている。

よく考えれば、Σ(シグマ)の意味だけ知っていれば、分散や標準偏差の公式なんて覚えてても、そのあたりはExcel の関数1つであらわすことができるから、計算方法なんて全然覚える必要がなかったのだ。そういうことを再認識させてくれる本だ。

特に、目からウロコだったのが、株価の前日比の標準偏差を取ったものが 「リスク」 であったということ。

なんだ、最初からそう言ってくれればいいのに…株式に興味もってから早 7 年、大学の授業を受けていた時から数えると 10 年目にして初めて

標準偏差(σ) = (投資における)リスク

ということをこの本によって知ったのだった。

ポートフォリオ理論は、学生時代に専攻にしたかったのだが、これを教えてくれる教授は、1 年おきに 「線形計画法」 と 「ポートフォリオ理論」 をやってて、ちょうどわたしが在籍してた頃は、ポートフォリオをやる年に教授が 1 年留学してしまって、私の本当の専攻はマーケティングだったから、線形計画法だけその教授のゼミにもぐらせてもらっていたこともある。

ちなみに、ポートフォリオとは、株式(金融商品)の分散投資のこと。分散投資とは、株を買うときに 1 つの銘柄だけ投資するのではなくて、複数の銘柄を組み合わせることによってリスクを低くして投資すること。

求められる経済政策の条件

2000/04/25 日経朝刊の大機小機より無断抜粋 & 改編

グローバル化や IT 革命の中で、経済はどんどん変わりつつある。企業は急速に行動様式を変えつつある。同じように経済政策も変わらなければならない。現代の経済政策が満たすべき条件は次の 3 つである。

  1. 決定プロセスが透明であること。説明抜きで、結論だけ上から押しつけても、経済は動かない。どんな理由で、どんなプロセスで、どんな効果を目指した政策なのかを明らかにしないと、政府への信頼感は得られず、政策も十分な効果を発揮しない。
  2. マーケットにフレンドリーなこと。経済政策は、市場を直接動かそうとするのではなく、市場が発するシグナルを読み取り、相互に対話しながら進めていく必要がある。
  3. 国際標準に合致していること。グローバル化した世界の中では、日本でしか行われないような経済政策は、国際的な理解を得られず、思わぬ副作用を生む。

コンビニのマーケティング (3)

2000/03/02 日経朝刊 1面コンビニ進化論▽下より:

▼セブンイレブン基礎データ:

-全店売上高は推定で約 1兆 9,650億円 (前年同期比6%増)
※ダイエーは同 2兆 1,800億円 (同 7%減))
→その差約 2,150億円は 2001年 2月期 (1年後) に逆転する見通し

-年間販売数量

  • おにぎり:7 億 3,000 万個
  • 弁当:3 億食
  • ソフトドリンク:15 億本
  • 弁当・惣菜部門では外食最大手日本マクドナルドより多い。
  • 雑誌部門は書籍販売最大手の紀伊国屋書店を上回る。
  • 全店舗約 8,000 店