ここ 2 年間、数回受験した私のスコアは平均で800。定期的に会社で TOEIC の試験があり、2003/9/28 も TOEIC の試験があった。今回はある問題集を買って事前に勉強した (事前に問題集を買ってリスニングなどを勉強したのは今回が初めて)。テストを受けた直後、記憶が冷めないうちに本屋で TOEIC の本をチェックした。試験直後に本屋で問題集を探せば、同じような問題が出ている本を探しやすいと思ったからである。で、偶然にもほとんど反則技の本みつけた。
WetSock というソフトを何年か前から愛用している。
https://www.locutuscodeware.com/wetsock_ss.htm
このソフトは、ウィンドウズのタスクトレイにリアルタイムで今の天気と天気予報が表示されるというもの (シェアウェア、$12。2 都市までの天気は無料で使える) 。
英語版だが、世界中の都市 (3,750都市) がカバーされている。もちろん日本の主要都市の天気はこのソフトで知ることができる。
ずっと気になっていたのだが、なぜかこのソフトの 「今の天気」 と天気予報は正確だ。このソフトはネットのどこかから情報を取ってきてそれを表示しているのは明らかなのだが、先週、その情報はどこから取ってきているのか気になってこのソフトのヘルプを見てみたら、 「NOAA」 だという。これは日本でいうと気象庁のアメリカ版だと思われる。早速 NOAA のサイトを見てみたが、このソフトが NOAA のサイトのどこの情報を見ているのか、情報量が多すぎてさっぱりわからない。それならばとこのソフトが具体的にどこにアクセスしているのかパケットモニタリングという手法を使ってネットワークに流れているデータをハックして調べてみた。
げん‐ち 【言質】 (広辞苑)
後日の証拠となる (約束の) ことば。ことばじち。
「げんしつ」「げんしち」は誤読による慣用読み。「―を取る」
フレームワーク。日本語で「枠組み」のことである。なにか作業をしたり新しいことをはじめる時には、その分野のフレームワークを知っていると効率的である。言い換えればテンプレートであり、ひな形であり、つまりは過去から積み上げたノウハウから共通部分を抜き出したものである。
私が今いるカイシャに 10 年勤めてきて、この会社の悪い面はあまりにも多すぎるのでここでは割愛するとして、得たものとして述べたいと思う。
もし、自分の子どもがこの内容を理解できる年齢になってしかも本当に理解できるのなら、教えてあげたい(が、きっとそれは無理だから独り言メールにしておこう)。
(QCストーリー)
QC とは、Quality Control クオリティ・コントロールの略で、訳すと「品質管理」である。主に製造業=メーカーが取り組んできた品質改善活動のことであり、海外に広く知れ渡った日本語「カイゼン」はここから来ているともいえる。ゆえに、日本の高度成長の源泉ともいえる。
具体的に何かというと、職場単位でグループ=小さなサークルを作り、どんなに小さなコトでもいいから、職場で問題になっていることを解決するにはどうしたらいいか考える、というものである。3ヶ月~6ヶ月くらいで成果をはかってみる。カイゼン内容は、聞いて驚くが「呼び出し音 3 回以内に電話に出るのにはどうしたらいいか」とか「会議の時間を減らすにはどうしたらいいか」などのテーマから、もっと重いテーマまで様々である。短期間で活動してそのカイゼン効果を狙うので、自ずと小さなテーマとなる。活動した結果はサークル同士で発表しあって、優秀な活動をしたサークルは「全国大会」に出場したりする。
私が勤めている会社は、私が入社した時は当時の社長がこの方法をソフトウェアの世界に持ち込む、として全社をあげて取り組んでいた。
正直言ってこの取り組みはソフトウェアの世界にはあまりなじまなかったと、誰もが考えていたと思うし、今はほとんど QC などというコドバは聞かなくなったので、やはりなじまなかったのだろう。
しかし、私は 「QC ストーリー」 なるものは、ふだん生活する上でも非常に役に立つものではないかと常日頃から思っている。気が付けば何か問題があったら私の頭の中はすぐに QC ストーリーのフレームワークに沿って考えるようになっていた。
たとえば、授業を聴いているのにテストでいい点が取れない、なんていう悩み(上でいうテーマ)にも適用できる。
(企画書の書き方、盛り込む要素)
これは、今まで 10 年会社に勤めてきて、6 年目くらいで当時の課長代理の先輩社員に企画書の作り方を鍛えられたものから学んだことである。
以上が、担当者レベルで用意できればよいと思う。
は、課長代理レベルだと必須。
このたった 8 つのノウハウは教えてくれる人がいないとなかなか身につかないだろうと思うし、人間とはそもそも自分にとって 「よいこと」 は、人に教えたがらないものだ。
しかしこの 8 つのノウハウを理解した上で盛り込んだ企画書を書けば社内ではだいたいプロジェクトとして通ると思う。
ちなみに企画書はマイクロソフトの 「PowerPoint」 というソフトで書く。昔で言う OHP を PC の世界に持ってきたものと思えばよい。
マイクロソフトオフィスは Word と Excel が有名で、PC を買えばほとんどの場合付いてくる(オフィスパーソナル)が、PowerPoint はオフィスプロフェッショナルじゃないと付いてこない。企画書を書く上でこの 「パワポ」 を使いこなせる、というか、やはり 「絵心」 のある人は強い。システムエンジニアに求められるものとして、技術だけでなくそれをアピールする力だ。マイクロソフトのビルゲイツが世界一のお金持ちになれたのもこのソフトのおかげだ。彼は技術力もあったが、それをアピールする力=マーケティング力に長けていたのだ。悪い言い方をすれば人をだます力だ。
この企画書を作るソフトは、Excel が表計算ソフトと呼ばれるように、一般的には 「プレゼンテーションソフト」 と言う。マイクロソフトは OS 分野においてウィンドウズでかなりのシェアを持っているが、それでも 100% のシェアではない。世の中には Mac OS もあるし、Linux もある。しかしながら実はこのプレゼンソフトの分野で彼らはほぼ独占だと思われる。
前にも書いたかもしれないが、マイクロソフトのマーケティングとは、まだできてもいないソフトを、あたかもできたソフトのように 「プレゼン」 し、コトあるごとに発表してきた。
ソフトの開発スケジュールを 「ロードマップ」 と呼んでいるが、それらロードマップに書かれたスケジュールを彼らが守ってきたことはほとんどなかったはずである(2000 年前までは。最近は心を入れ替えて企業イメージを良くするのに必死になってるように見える)。
たとえば、93、94 年当時ビルゲイツが 96 年にリリースすると豪語していた次期ウィンドウズコードネーム「Cario」は、96 年になっても出てこなかった。それは 4 年遅れの 2000 年になって 「ウィンドウズ 2000」 として発売されたが、結局 Cario の計画とは違ったものになっていた。このように公約をまったく守ったことがないマイクロソフトだが、だから嫌われる、と同時に、なぜか人々はだまされてきたのだ。これは PowerPoint のマジックだ。PowerPoint のきれいなスライドに書かれたまだ企画段階のソフトを誰かが「スライドウェア」と呼んでいるのを以前ウェブでみたことがある。これは本当に言い得て妙だ。
閑話休題、上の 8 つのコツをつかんでから 1998~2003 年の間に私は、モバイル、CRM、ケータイ公式サイト、プレゼンスシステム と、だいたい 1 年くらいおきにほとんど私が企画書を書いて、それらは実際にプロジェクトになってきたから間違いない。
ちなみに一番最初のモバイルのプロジェクトはプロジェクト化したものの実際は私ひとりのプロジェクト=ひとりプロジェクトで予算がつかず、ゼロ円。他の協力してくれる担当からソフトを買ってもらったりしていた。
今は、担当で億単位のお金がついていて、モノが自由に買える(あの iMac までも)ほどになり、思えばずいぶん進歩したな、と思う。
2001年に亡くなった私の母親は、私を産んでからというもの、
リウマチであった。
これといった治療法がなく原因不明の病気だったが、最近の研究で
その原因がだんだんわかってきたようだ。