パラダイムシフト

時代の移り変わりを、「パラダイムシフト」 という。

我々は、90 年代にインターネットを手にした。そして時代が変わった。これをパラダイムシフトという。主に社会またはその分野でインパクトを持って移行が伴うものだ。

今、私たちが目にしているパラダイムシフトは、大きなくくりで言うとIT関連ということになるが、日本では iモード / ケータイ、eコマース、液晶 / プラズマ TV、HDD レコーダー、少し専門的になるが IT の世界では 「オブジェクト指向」 「Java」 「無線 LAN」 あたりとなるだろうか。

サポートを考える。

日本人の感覚から言うとサポートなんてタダかと思うのに、アメリカに実際に住んで少しすると日本人は誰もが業種に関係なくサポートの悪さに驚くようだ。しかも、本当のサポートを受けようとするとタダではない。

例えば…

  1. 年金番号

    まずアメリカで生活するために取るのがこの番号であるが、番号が発行されたか電話をかけると 「あなたの待ち時間は約 21 分です」 などと教えてくる。私は日を分けて 10 回くらいかけただろうか?その中で一番短かったのは 「6 分」であった。電話越しにずっと待ってるわけである。でもこの行政サービス自体はタダだから仕方ない(しかし、当然電話代はかかっている)。

  2. 電話

    電話をつなぎたいと申し込んで、翌々営業日には開通しますよ。なんて言われたのに、その日になって開通しない。問い合わせてみると、どうも電話局からマンションまではつながったが、マンションの配線盤から部屋までつながってないようす(最初からそんなこと私が知る由がないです) 。それをつなげるために技術料 $150 請求された。確かに、契約するときに 「技術サポート入っとくか?」 とは言われた。$150 払っておけば、こういう状況のときにタダになるそうだ。大家に言ったらなんとかしてくれたが…

  3. クルマ

    TOYOTA で新車を買ったとき、3年間(だっけな?) 、壊れた部品がタダになるオプションがあるが、付けるか?と。$1,000(以上)払えば、機械的に故障したところなんかを修理するとき部品がタダになると。日本でもずっと TOYOTA のクルマを乗ってきたが、機械的に故障したことは一度もなかったし、「えっ?TOYOTA の新車なのにそんなに壊れるか?」 と思い、断った。これはコンピュータの世界で言えばアップルケアに近いサービスと言えるだろう。

  4. TV

    TV を買ったら、「$150 で 2 年間で修理サポート付けるか?」 と聞かれた。これは、どちらかというと量販店の 「安心保証」 に近いが、日本の量販店だともっと安いはず。これも、「TV なんてそう簡単に壊れるか?」 と思ったが、店員に 「もし壊れたら送料だってバカにならないよ」 と言われたのと、日本に売ってない特殊な方式の TV (リアプロ)だったので、これは付けることにした。ただし、このサポートは値切ってタダにしてもらったけど。確かに、本体だけで 60 キロはあるので、送料がすごくかかりそう。

…という、主だったあらゆる場面で高いサポート料を求められる。タダの場合は、こちらが多大な(時間的または実費)コストを払う仕組みになっている。アメリカだとこれは当たり前のようである。

同じアメリカの企業でもデルは 「 1 年間サポート無料」 なんて日本のメーカーじゃあたり前のことを全面に押し出して、さらに修理のときに 「引き取り(またはオンサイト修理)」 なんてもするのは、実はアメリカの他の企業では考えられないことだと思う。このサポートを武器にデルが伸びたは、理解できる気がする。実は、日本では当たり前のサービスをやってるだけなんだけどね。

日本の消費者の目は厳しく、メーカーは限りなく品質の高いものを出荷しようとするので、基本的に日本製のものは故障が少ないからサポートにももともと(アメリカのそれに比べ)それほどコストがかかっていないからタダにできる、ということが言えそうだ。品質の高いものを作れば当然販売価格が高くなってしまいそうだが、そこは、日本のメーカーは、技術革新によって、良いものを安く作れる技術を磨いて来たのだと思う。

話としては当たり前のようなことであるが、この当たり前のことをするのがなかなか難しいものなのだ。

お金がないと太る世の中

こちらに来て、4 年前に少し生活していたときと比べて変わったことがいくつかある。太ってる人がさらに増えたなーというのもその 1 つ。まぁ、人のこと言えた義理ではないが、、一説によると、アメリカ人の 50% は肥満だという。そのデータを裏付けるように街には太った人があふれ・・というわけではないのだが、例えば、会社の人たちで「超」太っている人はあまり見かけない。これが、スーバーや、安売りの家具屋とかに行くとたくさん見かける。

おそらくこれは、アメリカ人に貧富の差がいっそう広がったことを意味するのでは、と思う。私が観察する限り、低所得者ほど太っているのでは?ということ。常識的に考えると、良いものを食べているから、金持ちの方がより太っていそうだが、アメリカでは、食べ物は格安で手に入るものがある。それは、インスタントラーメン (チキンラーメンみたいなやつ。メーカーは、Maruchan とか Nissin。30 個で 150〜300 円?) とか、トルティア (ドリトスの味がないやつ、てか、せいぜい塩で味がついてる程度のやつね) などで、激安である。飲み物で言えば、水よりもコカコーラの方が安い。稀だとは思うが、安売りだと6 個で 110 円 ($1) とかあって、そのときは思わず私のところも買ってしまった。

外食しようとすると、実はそれなりに高いので、外食で安く済まそうと思ったらやはりマックだ。マックと言えば、自分の肥満をマックのせいにして訴訟を起こした女子中学生のニュースがあったような気がする。しかしそもそもなぜこの女子中学生はマックしか食べなかったのだろう?

いずれにしてもカラクリとしては、

  1. 低所得者は、
  2. 食に関して「ジャンクフード」を取りがちになるから、
  3. どうしても高カロリーを摂取してしまう。
  4. だから太る。
  5. 上記 2〜4. を繰り返す。そのうち、
  6. 超太る。どのくらい太るかっていうと、Konishiki くらい。 (冗談じゃなく、結構見かける。)
  7. あまりにも太り過ぎで、仕事も困難になる (冗談じゃなく、自律歩行できなくなって、車椅子の人とかいる)。
  8. 職を失ったり、収入が減るため、1. に戻る。

・・・と、私は想像しているが、日本もそのうち同じような状況になると思う。

アメリカの独立記念日

7月4日は、アメリカの独立記念日。

2004/07/04 は日曜なので、5日も振替休日になっていたが、こちらの休日システムは (アメリカに来たばかりで) よくわからないので、会社の同僚に 「月曜日は休みなんですか?」 と聞いてみたところ、「たぶんそうじゃないか?」 (←たぶんって、おい・・)。 彼に続けて言われたのが、

「それより、お前に 1つ 『警告』 しておく。週末にあちこちで 爆発音が聞こえても、それは決してアメリカで 『戦争』 が始まった わけじゃないから。決してテロでもない。心配するな。」

週末は花火があると妻が楽しみにしていたので、すぐに彼なりのジョークだとわかったけど、この独立記念日、アメリカではみんな揃って祝っている (ちなみに、彼の言う 「あちこちで」 は本当で、このあたりは各市町村単位で花火をあげてたようである)。中でも、独立記念日の前には家の前に国旗を掲げていたり、クルマのラジオのアンテナに付けた国旗をなびかせてフリーウェイを疾走するクルマをみかけたり、いつもポップスしか流さないラジオでもアメリカの国家のポップス版とか有名なアーティストが歌ったやつとかが 1 日中流れていたりした。

さて、これを日本に置き換えたらどうだろう?星条旗は日の丸に、国家は君が代となる。日の丸をなびかせて走っているクルマをみかけたら (日本だと) 確実に「右翼 」扱いだ。建国記念日 にJ-WAVE でも 「君が代」 は流さないだろう。

この違いは、いったいなんなんだろう?と、考えさせられる。アメリカ国民というものは、日本人からするとみんな 「右翼」 になってしまう。(アメリカ人には) 「愛国心」 はみんなにあるように見える。一方で日本は、逆にマスコミが騒いで、日の丸君が代に反対する教員のニュースとかを流したりする。日本人は愛国心が備わらないよう、もっと明確に指摘するなら、アメリカの属国のままでいるように、アメリカからコントロールされているのだと思う。

アメリカは確かでない情報をもとに他国に 「干渉」 しちゃう国である。国を滅ぼすくらいおせっかいなことするなら、日本にも、自分の国の価値観を強制して 「 もっと俺たちアメリカ人みたいに自分の国を大事にしろよ」 と言って来てもよさそうなものだ。そのくらい独立記念日は盛り上がっていた。彼らにとって 7/4 は、自分たちの (日本で言う) 愛国心を再確認する日なのだろう。日本で、建国記念日はどうか? 「(日本が建国した日なんて誰にもわからないから) 単に 2月は休みがないから、作ろう。。。」って感じだったのでは・・・

各国の消費税率

  今日は、消費税を考えてみる。

  アメリカは高速道路がタダである。が、、カリフォルニア州の消費税は、8.25%もする! (でも、食料品や、電話とかのインフラの消費税はもっと安かったりと、 メリハリがある)

  日本は、2004/04 から内税方式になった。カリフォルニア州は相変わらず以前の日本と同じ外税方式である。外税方式は消費税がいくらかかるかいちいち計算しなければならないものの、やはりいくら取られるか意識はいつもあるから、「これだけ税金を払っている」 という感覚は常にある。

  内税方式にしたらこの感覚がマヒする。日本が内税方式に移行したのは近い将来消費税を引き上げやすくするめなのは間違いない。しかし、ちょっと立ち止まって考えれば、私はこれでいいと思う (早晩、日本の消費税は引き上げざるを得ないため)。

Google によれば、各国の消費税は、

デンマーク、スウェーデン25%
ノルウェー24%
フィンランド22%
アイルランド21%
イタリア20%
ポルトガル19%
オランダ19%
フランス19.6%
イギリス17.5%
ドイツ17%
スペイン16%
メキシコ15%
カナダ14.5%くらい
韓国10%
オーストラリア10%
カリフォルニア8.25%
スイス7.6%
日本5%

で、これを見ると先進国の中でも5%なんて国は他にないし、日本の消費税が以上に低いことがわかる。実際に、カリフォルニアに住んでいると、日本は消費税が低過ぎて、「本当にこれでいいのか?」 と思ってしまうくらいだ。年金の財源も、実は小沢一郎氏の主張する消費税+福祉税の方が公平だ。

  なので、実は日本も法を整えて消費税を一刻も早く引き上げた方がいいのだ。その過程として内税方式にして国民の感覚をマヒさせる療法を施した日本政府や役人は、愚民化政策をとって単に我々を馬鹿にしているのか、それとも急に消費税が引き上げられることに対するアレルギー反応を弱めてくれている良き医師なのだろうか。